古川電気工業株式会社

WORK
2.
市川貴瑞(研究開発)
入社して20年。
やりたいことの半分しかできていません。
研究開発センター開発室室長1994年入社

入社後しばらくは設計の仕事を担当していました。当社の製品は全てがオーダーメイド。建物に合わせて一つひとつオリジナルでつくっていきます。だから、お客様の要望に限りなく100%に近い状態で応えていける。

でもその反面、全てゼロから考えるので、自然と仕事量が増えてしまう。一人ひとりのがんばりで乗り越える。そんな精神論じゃ、なんの解決にもならない。「もっとこうした方がいいんじゃないか」「こうやれば効率がアップするんじゃないか」。アイデアがたくさん湧いてきて、会社に様々な提案をつづけていたら、いつの間にか研究開発センターに異動になっていました。

研究開発センターは、業務効率化やコストダウンを推進する部署。たとえば、自動化プログラム。制御盤をつくる際に、今まではゼロから設計していましたが、このプログラムを使えば、いくつかの項目を入力するだけでベースとなる設計図面が自動でできる。そこからお客様に合わせて部分的な修正を加えれば図面は完成。結果、作業効率が大幅にアップしました。

品質を落とすことなく、全社的な生産性を上げていく。それが私たちのミッション。でも、異動前に思い描いていた理想の半分も実現できていません。新たにチャレンジしたいアイデアがまだまだ頭の中にある。入社して20年経ちますが、日々、新人のような気持ちで、目の前の大仕事に立ち向かっています。

市川貴瑞
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